名誉の殺人のスアドさんのインタビューが話題に
2〜3日前にお昼のワイドショー?だったかでインタビューが流れて話題になっている「名誉の殺人」のスアドさん、現在フランス在住で、来日してた模様。
(名誉の殺人=婚前・婚外交渉した女性を、家名を汚したとして身内が殺害すること)
彼女の本はこちら。
「生きながら火に焼かれて」 一部立ち読み
AERAは4月19日号で。
「仮面の告発 衝撃の殺人 女性を縛る「死の報い」」(リンク切れ)
http://www.asahi.com/column/aic/Mon/d_aera/20040419.html
フランス語では↓
「Crime d'honneur,crime d'horreur」(リンク切れ)
http://www.journaldequebec.com/
スアドさんを救ったのはスイスの人権保護団体「人間の大地」
http://www.terredeshommes.nl/index.html
スアドさんの本で紹介している「出現」(因習に虐げられる女性のための団体)。
http://www.surgir.ch
スアドさんの国以外のイスラム社会でも↓
「天秤にかけられるパキスタン女性の命」
http://www.diplo.jp/articles01/0105-4.html
↑パキスタンの名誉の殺人を扱ったドキュメントフィルム
http://www.frif.com/new2003/aga.html
NHKスペシャルでも放映されたようです。
「イラクで「一族の恥」の女性を殺す《名誉殺人》が激増」
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0407/23b.html
イラク女性はシングルルームに泊まれないらしい↓
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/
移民先でも起こっていて、イギリスでは2年前に16歳の娘を父親が殺した事件が。
「Europe tackles 'honour killings'」
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/3828675.stm
ニュース映像
イスタンブールに住む新実誠さんのサイトに、トルコにおける「名誉の殺人」関連記事いくつか。
「伝来の風習による殺人の犠牲者は男である」
「ムスリムに憎しみはない?」←ハシム君の話も驚きながら、新聞の相談欄が。ネタ?
「『姦通罪』が社会へもたらすもの」←トルコのびっくりな法律があれこれ。
「姦通罪は欧州の要求によるものか?」←イギリス男の嫉妬では?と妄想してみる。
法的にはなくなる方向に進んでいるようです↓
「トルコ「姦通罪」削除へ」(リンク切れ)
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20040924/KOKU-0924-03-02-58.html
姦通罪自体はアラブ以外では韓国と台湾にも。(スイスやオーストリア、ギリシャもあるらしい)(リンク切れ)
http://japanese.joins.com/html/2002/0820/20020820213805900.html
↑男女ともに適用。戦前の日本にあった姦通罪は女性のみに適用でした。
数年前、ソマリア女性による女子割礼の告発が話題になりました。
「砂漠の女ディリー」
著者のワリスさんによると、パリのアフリカ社会でも行われているらしいです。口外がタブーになっているため、他民族の人にはあまり知られてないとか。
←元スーパーモデルでボンドガールもやったワリスさん。ここ数年はポルトガル人のストーカーに悩まされているらしい。
こちらは日本人フォトジャーナリストによるドキュメント↓
「ドキュメント 女子割礼」
すごい余談ですが、著者の内海さんは、稀代の大物詐欺師を見破った人としても話題に。
イスラム慣習理解にはこれ↓が役に立ちそうです。by「EP」さん
「いまを生きる人類学ーグローバル化の逆説とイスラーム世界」
外部(西欧社会)から問題に思えるイスラム慣習について人類学から考察した本のようです。
今日もまたスアドさんがテレビに出たらしいです。
追記
オーストラリアではヨルダン人が書いた嘘の名誉の殺人本があったらしいです。
「名誉の殺人」告発本は虚構 疑惑調査の記者に賞 豪州 」(リンク切れ)
…………………………
パリ旅行には
パリノルールをご一緒に
…………………………
です。
FGMってご存知だろうか? Female Genital Mutilation の略語である。「女子割礼 (female circumcision)」と呼ばれることもあるが、ほとんどの場合は「割礼」という言葉をはるかに超えた「切除」が行われる。 FGMに関しては、いくつかのサイトで真剣に取り上げられているが
posted by: なんでも評点
2004/10/ 3(dim) 04:37 PM
昨日の昼12時頃から名誉の殺人(http://catcat.boo.jp/blog/archives/000991.html)のページにアクセスが集中(昨日996ヒット,今日昼12時現在で102ヒット)しているのですが,何事でしょう? とくにホットな時事ネタというわけでもないと思うのですが。 確かに“名誉...
posted by: Kyan's BLOG
2004/10/ 3(dim) 06:48 PM
全てお借りして読んだ本です。1.「永遠の出口」森絵都著(県立図書館)青春もの。大人になったわたしが、子供の頃から現在までを思い出している……。いじめとか初デートとか。等身大の女性がすぐそこにいる気がして、好感を持った。2.「号泣する準備はできていた」江國...
posted by: Parlo da solo
2004/10/ 4(lun) 07:35 PM
タイトルもショッキングですが、本の表紙もショッキングです。 この本のことは、ネットのお友達のサイトで知ったのだけど とにかく 「え?どういうこと?」 と思って、読まずにはいられませんでした。 生きながら火に焼かれたのは、まだ17歳の少女でした。 彼女...
posted by: The Days of Sweets and Roses
2004/10/ 5(mar) 05:53 PM
生きながら火に焼かれて スアド, Souad, 松本 百合子 ここのblogと同じ名前のサイト月の記憶の嫦娥さんに薦められ、読んでみました。 タイトルの通り、中東のヨルダンに生まれた作者は、生きながら火で焼かれました。 しかし、後味の良い本でした。 内容は...
posted by: 月の記憶
2004/10/ 9(sam) 09:20 PM
エネです。 何となく、人からのススメもあってブログをはじめるコトに。 トラックバックってどぉゃってぃ、、、?っとか画像のっけるのには どぉすんのぅ、、、?ナドと思いつつも 気持ちがさきばしりタイプなので まぁ、ャッてきゃわかるでしょぉぉ(お気楽)的な感...
posted by: ★-Ennene TV-★
2004/10/11(lun) 05:32 PM
生きながら火に焼かれて スアド(著) Souad ソニーマガジンズ 南アジア、中央アジア、中東などの一部の地域では、「名誉の殺人」という因習が残る。 男女の噂がたつだけで、女性は家族の名誉を傷つけたとして、家族に 殺される。 毎年6000人が犠牲になってい...
posted by: 言
2004/10/11(lun) 11:53 PM
最近 クタクタになって帰宅→いつのまにか寝てて気付いたら2時とか3時 という生活が定着してきちゃって困ってます で、当然眠れないので「とくダネ」とか始まるまで起きてるんだが 偶然朝のニュースで...
posted by: ヲーターホテルって言う(以下略
2004/10/12(mar) 08:02 AM
「生きながら火に焼かれて」 是非読んでください。 つい最近まで、このような女性の人権無視が日本でも行われていたと感じました。 まだまだ、日本も、やはりアジアの一員として、女性の権利に対する感覚は薄いと思います。 長い苦しみの時代を経て、日本でも、今に...
posted by: dancer01jp's blog
2004/10/14(jeu) 01:37 AM
島田紳介が同じ吉本興業の女性社員を殴って告訴された事件についての、TVワイドショーの取り上げ方に疑問を持った。 男性のコメンテイターたちは、「彼が暴力を振るいたくなった気持ちも分かる」というスタンスで発言をしていた。その女性社員が無礼極まりない行動を...
posted by: ひまじん★ライターの独り言
2004/10/29(ven) 12:31 PM
中東シスヨルダンの小さな村。17歳の時に少女は恋をした…。しかし、婚前交渉は家族の恥。名誉を汚した彼女は死をもって罰される。重度の火傷を負いながら、地獄を奇跡的に生き延びた著者が告発する衝撃ノンフィクション。 正直なところコメントしづらいです。差別的で人...
posted by: 退屈な30代が見るサイト
2004/12/10(ven) 11:58 AM
これ、もういっぺん書きます。 下書きを兼ねて雑感をまとめるつもりで。 ≪イラクで「一族の恥」の女性を殺す《名誉殺人》が激増≫ ↑この記事なら、すっぱりしてるんで良いかと思います、他のサイトはなー……全然全然悪いわけではないんだけど、正直気分がぐるぐる
posted by: 海ノ庭@夜
2005/01/ 1(sam) 08:57 PM
命の重さをガキにつたえられねえよ、という類のテーマがちょっとウケ いていた時期があったような気がする。17歳のガキが人を やたらザクザク刺していた、あのころの...
posted by: インスタント・スパゲッティコード・デバッグ&HACKS
2005/03/10(jeu) 10:59 AM
2年前のこのエントリ→「名誉の殺人のスアドさんのインタビューが話題に」。実はい...
posted by: パリノルール blog
2006/09/17(dim) 03:28 PM
題名の通り、生きながら火に焼かれた“スアド”の実話。 スアドの住んでいたシスヨルダンでは 男性と眼を合わせるだけで「シャルムータ(売春婦)...
posted by: 和風ポップな素材Bottok member's Diary
2007/01/14(dim) 11:48 AM
はじめまして、トラバありがとうございました。
来日は『紀伊国屋』の告知で知っていました。
この本を読まれる方が多いようで、以前よりも本屋さんに並んでいる冊数が増えたようですね。
TBありがとうございます。
実は、偶然にもついさっき書店でスアドさんの本を手にとって買おうかどうか迷っていたところでした。結局、ほかの本を買ったんですけど、もう少しTBいただくのが早かったら買っていただろうな。
posted by: なんでも評点さん 2004/10/ 3(dim) 04:39 PMこんにちわ。
TBありがとうございます。
とても為になるなBlogですね。
他の本も買わせていただきます。
いろいろ参考になりました。
はじめまして。トラックバックありがとうございました。
スアドさんの本は、書評の番組で取り上げられていたのを見て、読みたいと思いました。
驚き、とてもやりきれない思いがしました。
この本が沢山読まれて、少しでも状況がよくなればと…願います。
こんにちは。トラックバックありがとうございます。
返事が遅くなってしまいました。
私はワイドショーに出演されてるスアドさんを見てこの本を買いました。インタビューでは、上の写真のような全身を隠す服ではなく、肩や腕があらわになる服でジャケットを脱ぎ、生々しいヤケドの跡を出されていました。
買ってはみたものの、インタビューの話の内容があまりにも衝撃的で、まだ読むことができません。
真実を知るために、読まなければと思います。
インタビューの最後では、「今はすごく幸せです。」とおっしゃってました。
posted by: じゅない。さん 2004/10/ 6(mer) 02:40 PMはじめまして。
トラックバックありがとうございました。
たまたまふらっと入った本屋さんで
「私は生きながら火に焼かれて」という
タイトルと表紙がやけに気になり、その時は
チガウ本を買ったのですが、次の日買にいきました。
読み終わった後、なんとも言えない気持ちで
胸がしめつけられました。
この本を色々な人に読んでもらえたらなと
思います。
はじめまして、トラックバックさせていただきました。二重トラバしてしまってごめんなさい。
原因不明なエラーが出て投稿が完了できませんでした・・・。
本をこれから読もうと思っています。女性が本当に自由な世が来ればいいですね。
はじめまして。
トラックバックありがとうございます。
私はヨルダン展の前売り券を買ったあとに、
そのワイドショーで「名誉の殺人」のことを知りったんです。
ヨルダン展に行ってもスアドさんのことが頭にあり、綺麗な女性の民族衣装等をみていてもとても複雑な心境になりました。
こういう悪しき因習が早くなくなるよう切に願います。
トラックバック有難うございます。
ニュースで<名誉の殺人>を知り本も購入しましたが・・・まだ読む事が出来ないでいます。
同じ性を持つものとして、世界中からこのような悪しき因習がなくなることを心から望みます。
posted by: hetareさん 2004/10/14(jeu) 12:02 AM