ジャコメッティとブレッソンの展覧会、開催中 paris

20050223hcb_giacometti_catalogue.jpg彫刻家ジャコメッティと写真家アンリ・カルティエ・ブレッソンの交流を探る展覧会。シュールレアリスム、ポートレート、パリ・スケッチ、ブレッソンによるジャコメッティ、という4つをテーマに、2人の作品が展示されているようです。この展覧会準備がブレッソンの最後の仕事だったとか。

"Une communauté de regards"
Henri Cartier-Bresson / Alberto Giacometti

〜3月26日まで。
Fondation Henri Cartier-Bresson

5月13日からはスイスで開催されるようです。
http://www.myswiss.jp/d/news/news.php?id=311

2人の30年に渡る交流について考察した本↓ 発売遅れているようです。
Henri Cartier-bresson And Alberto Giacometti

アラーキーこと荒木経惟さんはブレッソンのポートレートがお好きだそうで、とくに「通りの向こうから雨でずぶぬれになってやってくるジャコメッティの写真は好きだった。人を撮るということはこういうことだと思った」 そうです。
これかな?
20050223PAR18951.jpg

荒木さんは、『写真時代』の創刊2号(81年11月号)』で「荒木・カルチェ・ラタン・ブレッソンのパリ偽日記」という企画をやってらっしゃるようです。見たい。

ブレッソンの作品は、マグナムのサイトでたっぷりと。
http://www.magnumphotos.co.jp/
しっかしクリックひとつでこうしてこんなに写真が見られるなんて、いい時代になったもんだとしみじみ。

マグナム日本代表の「繊維会社を営む裕福な家庭に育った彼は、クールで知的で貴族的な人間だった。その気質は被写体との距離のとり方に現れている。過度に親密な空気を漂わせた写真は避けた。愛用のライカに50ミリのレンズしか使わなかったのは、緊張感を失わせない彼独特の表現に適したからだろう。」というセリフがまさしくです。

ジャコメッティは1922年にパリに来て、ラスパイユ通りのホテル・ド・ラペに長期滞在していたらしいです。一応、ラスパイユに↓hotel de la Paixがあるけど、これかな?
http://www.paris-montparnasse-hotel.com/index.html

1927年以降は、アレジアの近くにアトリエを構えていたようです。
http://www.eternalgaze.com/History/

1955年から61年までモデルを務めた哲学者の矢内原伊作による『ジャコメッティ』が知られざるエピソード満載でおもしろそうです。

たぶんこちらが矢内原さん↓
20050223giacometti_yauchibara.JPG

ジャコメッテイについてはこちらが詳しいようで。
20世紀を代表する彫刻家ジャコメッティ(1909-66)

ブレッソン過去記事
http://www.fr-dr.com/paris/archives/2004/08/05122018.php
http://www.fr-dr.com/paris/archives/2004/11/02230326.php

考えてみれば、ブレッソンの苗字はカルティエ・ブレッソンだから、ブレッソンて呼ぶと、たとえぱ熊谷さんのことを熊って呼んでる感じですかね。親しくもないのに。

Posted by 7NT-RDBL at 2005/02/23(mer) 12:08 AM [美術・デザイン ] | Hatenaブックマークに追加 |

このエントリーのトラックバック URLは:
 です。
トラックバック
コメント
この記事にコメントする










Please enter the security code you see here
名前、アドレスを登録しますか?