パリノルール blog

日刊スポーツによると、安部首相夫妻が先日滞在していたパリのホテル「ロワイヤル・モンソー」が突然閉鎖されたとか。表向きは「安全工事のための休業」ですが、どうもＭ＆Ａがらみのトラブルが背景にあるらしいです。宿泊中の客も他ホテルに移動させられたという異常事態。

Hotel Royal Monceauは1928年創業の老舗ホテル。2〜3年前にマンダリン・オリエンタルが参入して、人気デコレーターのジャック・ガルシアのデザインで全面改装したものの、1年でマンダリンと別れ、現在はHoche Financementという投資会社が買収した模様。で、もともとのオーナーであるOsmane Aidi氏ともめてるらしいです。
←この人らしい。

このOsmane Aidiさんはシリア人。Hoche FinancementのバックにはドバイのホテルグループJumeirahがいると言われてるそうで、パリを舞台にアラブ勢同士の闘いのよう。確かリッツもアルファイドさん（ダイアナ元王妃の恋人のお父さん）のだし、結構高級ホテルはアラブ系が多いのかも。

スモールラグジュアリーホテルとして人気の高いホテル・ヴェルネ（パリノルールmap6-B3 46番）もロワイアル・モンソーの系列のため、こちらもHoche Financementのものになってるようです。このクラスは常宿にしてる人も多いので、心配でしょうね。

ちなみに、ロワイヤル・モンソーのエステ施設はカネボウを採用。フランスでは日本製は高級イメージなので、売りにしてたようなのに、こんな揉め事で残念ですね。

芸能人御用達ホテルとしても有名だそうで、マドンナとミッシェル・ポルナレフ（一時住んでた）はＰＶの撮影にも使用↓　ベネックスのDIVAにも登場。
Madonna - Justify My Love

POLNAREFF kama sutra

2年前に、ヨーロッパのロイヤルファミリーの末裔がここの宿泊費を踏み倒したとかで、ホテル側が提訴。差し押さえが認められたものの、家に踏み込んだときには目ぼしいものはほとんど処分されてたあとだったとか。
http://abclocal.go.com/wabc/story?section=bizarre&id=3466639

踏み倒したIra de Furstenbergさん↓

この方、父はリヒテンシュタイン王子、母は車のFIAT（フィアット）創業者一族という、まさに華麗なる一族。15歳でスペイン皇族と結婚、離婚後ブラジルのお金持ちと再婚、これまた離婚後、女優になり、いまだにこの美貌。現在66歳。

15歳でお嫁入り。だんなさんは30代だったらしい。息子が2人いて、一人はバンコクで獄死、一人はオリンピックのスキー選手を経て、写真撮ったり絵を描いたりしてるらしいです。いかにも貴族な人生ですな。

ナイスバディーも披露↓　でも映画はＢ級ばかりだったらしい。

グレイス・ケリー亡きあと、レーニエ皇太子の恋人と噂されてたそうです。

弟の元妻は、ラップドレスを考案したDIANE VON FURSTENBERG（離婚後も夫の姓を使用）。最近再婚し、現在ＮＹのファッション協会の会長をしてるらしいです。ラップドレス人気の復活で、返り咲いた模様。若手のディレクターを雇って、コレクションも発表してます。

photo:Dimitri Kasterine

それにしても安部さん周辺はなぜにこのホテルを？

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Posted by 7NT-RDBL at 2007/01/21(dim) 02:59 PM　[トラベル , ニュース , パリノルール , モード , 映画 ] | |