パリノルール blog

７月２８日（土）よりいよいよ全国公開始まります！
料理人になりたいネズミのレミーと、料理センスゼロの見習いコックがパリのレストランを舞台に活躍するお話です。

ネズミが苦手な人も、こちらの9分間のシーケンスを観たら、絶対観たくなるハズ↓

出だしで解説してるのはブラッド・バード監督

日本版オフィシャル
http://www.disney.co.jp/movies/remy/

原題は、ねずみのratと料理名のラタティーユ（ラタトゥイユ）をかけた「Ratatouille」。

制作にあたってスタッフはパリ取材もしていて↓

このあたりのレストランを参考にしたそうです↓
ギー・サヴォイ
トラン・ブルー
タイユヴァン
エレーヌ・ダローズ（女性シェフ）
シェ・ミシェッル
プロコーブ
トゥール・ダルジャン
etc
（いずれもパリノルールで紹介しているので本見てネ。）

こちらの監督インタビューでは
「1軒目は今はちょっと観光客向けになってしまった高級店。2軒目は訪れた当時、パリのトップレストランと評価されていたお店、3軒目は女性シェフとして初めて2つ星を獲得して、人気が急上昇したお店」
と語ってます。

包丁さばきをはじめ、
料理の手さばきがすごくリアルに描かれてるんですが、
スタッフに元料理人がいて、
アニメーターたちも料理レッスンを受けたらしいです↓

ＣＧで食べ物を描く苦労話など↓

水の描写など　テクニカルなお話↓　ピクサーの水の表現は「ニモ」で実証済み。

見習いコック、リングイニのアパルトマンはモンマルトルの屋根裏部屋の設定とか。
えらく眺めがいいです↓

こちらで、厨房やシェフの部屋などヴァーチャルツアーで見られます。via PENCIL

ラフ・アニメから完成形になるまで↓　さまざまなエフェクトで本物らしくなっていきます。

主人公のリングイーニについて↓

日本のアニメがアメリカで人気になった理由のひとつに、
「ダメな少年の成長物語」ってのがあるらしいんですが
（アメコミは「スーパーヒーローが大活躍！」が多いので新鮮だっだとか）、
この映画はまさに、
ダメキャラの男主人公＋それを支えるしっかり者の女の子＋成長ストーリーといった
日本アニメっぽい筋立てに、
ディズニーならではのショーアップと心あたたまるハッピーエンディングが加わって、
とても楽しい作品になってます。

レストラン・ビジネスの裏話などシニカルな面も結構織り込まれているので、
子供より大人が観たほうが絶対楽しいﾃﾞｽ！
（いい素材を手に入れるにはワイロが必要、
マッチョな料理界で女料理人が生き抜くのはなかなかキビシイ、
名を冠した商品乱発でお金儲けに忙しい有名シェフ、などなど。）

ちなみに、
意見が分かれそうな最後の料理は、
カルフォルニアはナパパレーの人気レストラン「French Laundry」のシェフ、
トーマス・ケラーが考えたらしいです。

腕があっても認められないレミーを見ていると、
かつてパリの厨房でもくもくと働いてきた
日本のキュイジニエたちとちょっと重なったりして。

パリのレストラン、料理教室なら↓
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ミスター・ビーンの新作は、南仏バカンス旅行のお話のようです

Posted by 7NT-RDBL at 2007/07/25(mer) 01:37 PM　[たべもの , アニメ , 映画 , 美術・デザイン ] | |