パリノルール blog

パリ近郊の町からブルターニュ地方のブレストまでの往復1200キロを自転車で走る「パリ・ブレスト・パリ（PBP）」が明日スタート。ツール･ド･フランスより歴史のある国際レースで、4年に一度の開催。世界中から5000人のサイクリストが集まるようです。

Paris Brest Paris Randonneur 2007
2007年8月20日〜24日

コースはこちら↓

via cyclos cyclotes org

速さを競うのではなく、
決められた時間内に規定の距離を走り終える
「ブルベ（brevet＝認定）」と呼ばれるタイプのレースで、
今回は80時間、84時間、90時間の3クラスで実施。
無事クリアできたサイクリストは認定記念のメダルがもらえるらしいです。

今年で16回目ですが、第１回は1891年。

「Le Petit Journal」という新聞主催。最初の優勝者はシャルル・テロン、71時間14分。
テロンのタイヤがミシュラン製で、ミシュランはこれで名をあげたそうです。
（当時チューブが取り外し可能なのはミシュランだけで、
パンク修理が他のタイヤより簡単だったためらしい）
レースはその後10年に一度開催され、1971年から4年に一度に。

日本からも多数参加されるようです。
日本語オフィシャル
http://www.audax-japan.org

参加されるらしい方々のブログ↓　ご成功祈ってます！
http://loveland.exblog.jp/
http://blog.livedoor.jp/anyan89zero/
http://homepage.mac.com/kazuaki/iblog/B1767899868/index.html
http://blog.livedoor.jp/audax_saitama/
http://bill-evans.seesaa.net/
http://nomsan.blog47.fc2.com/
http://sigeosugiyama.blog70.fc2.com/
http://blog.goo.ne.jp/namiki1612
http://blogs.yahoo.co.jp/tubaura
http://velo.seesaa.net/

個人的に「へぇ〜！」だったのは、
ケーキ屋さんでおなじみの「パリ・ブレスト」がこのレース起源だったこと。

パリ・ブレスト↓　エクレアをリング状にした的な。

via ALX

1910年にパリ近郊のメゾン・ラフィットという町にあるケーキ店「デュラン」が
ＰＢＰにちなんで
シュー生地を車輪型に焼いてアーモンドクリームをはさんだのが最初とか。

この店↓　現在も営業中。
via Cityvox
Durand
9, Avenue de Longueil, 78600 Maisons-Laffitte
おじいさんの代に考案したそうです。
メゾン・ラフィットはＰＢＰ発案者のプチ・ジュルナル発行人が住んでいた街で、
昔はコース途上のチェックポイントのひとつだったらしい。

私事ですが、
初仕事がケーキとペイストリーのレシピ本で、
その中に「パリ・ブレスト」も出てきて思い出深いお菓子にもかかわらず、
名前の由来に思いを馳せることもなく来てしまいました。。。
不明を恥じつつ、
明日は参加される方の完走祈願にパリ・ブレストを食そうと思います。

ちなみにこちらはピエール・エルメの↓

パリの自転車とケーキのことなら↓
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Posted by 7NT-RDBL at 2007/08/19(dim) 11:38 AM　[たべもの , スポーツ ] | |