ルイ・ヴィトンがアーチストを訴え中

080505 nadia.jpg←問題の作品はこちら。
訴えられているのは、デンマーク人のアーチスト、Nadia Plesner さん、27歳。
ダルフール問題への意識喚起と虐殺の被害者たちへの資金援助のため、Tシャツとポスターを製作販売中(売上金は支援団体へ寄付)。
イラストの意味は、ブランドパッグやアクセサリードッグと、ダルフールの被害者とどっちが大事?ということらしい。


彼女のサイトによると、
このキャンペーンを去年の秋にスタートさせたところ、
今年の2月にルイ・ヴィトンから抗議を受け、
キャンペーンの続行をLV側に告げたところ、先月15日に訴えられたとか。
ナディアさんサイドには、3人の弁護士がついた模様。
http://www.nadiaplesner.com/Website/theLouisVuittonCase.php
080505 simpleLiving.jpg

彼女がLV宛の返事の中で類似例として触れている
Zbigniew Libera の作品はこちら(レゴの強制収容所)。

この記事によると、LV側は、キャンペーン続行1日つき7500ドル、
ナディアのサイト上での手紙公開1日につき7500ドル、
同じくサイト上での「Louis Vuitton」の使用1日につき7500ドルと、
弁護士費用+15000ドルの支払いを要求しているとのこと。
(アメリカ人だったかの弁護士さんがブログで、「過剰な権利保護はかえってブランドイメージを損ねるんじゃないか」と書いてましたが、確かにねぇ。とはいえ放置するわけにもいかないんでしょうし。気が付かなかったふり、という選択はできないのかなぁ)

ちなみに、今回のキャンペーンのきっかけは、
「ホテル・ルワンダ」で主役を演じたドン・チードルと
活動家のジョン・ベンダーガストが書いた
こちらの本とか↓
080505 not on our watch.jpg
Not On Our Watch:
A Mission To End Genocide in Darfur And Beyond
見殺しにはしない−ダルフールの虐殺を終わらせる任務

チードルは、ブラット・ピットやマット・デイモン、ジョージ・クルーニーらと、
人道支援団体”Not on our watch” を設立、
1億円の寄付などをしてるそうです。

Nadia Plesner
Not on our watch


paris1.gif…………………………
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Posted by 7NT-RDBL at 2008/05/ 5(lun) 01:23 AM [ニュース , モード , 映画 , 美術・デザイン , 本・雑誌 ] | Hatenaブックマークに追加 |

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title: 【日曜】ブランドにこめられた意味/第4週
こんにちは、フランス特派員の田沼優子です。 ここリヨンではすでに初雪が降りました...
posted by: menstrend renew
2008/06/14(sam) 05:58 PM
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